前回の記事を読んでいない方は、こちらからご覧いただいたほうが理解が深まるかと思います↓
カンタンに復習しておくと、
「文章の力」を高めることで、文字によるコミュニケーション全般のクオリティを上げることができる
特に「SNS文章の力」を高めることで、大きなメリットがある。具体的には…
- 読み手の「心に刺さる」「心に響く」文章を書けるようになり、フォロワーが増える!
- 共感できる文章が書けるようになり、「いいね!」やコメントなどの反応が増える!
- 思いが伝わる文章が書けるようになり、愉しく気楽に情報発信ができるようになる!
- 自分らしい表現をして、あなたのことを大好きな濃いファンが増える!
- セミナーや講座の告知が上手になり、集客がラクになる!
ということでした。
そのためにはテクニックを学ぶのではなく…
- ホンネに気づく力を高める
- ホンネを表現する力を高める
ことが重要になってくる、というところまでお話ししました。
というわけで今日は「具体的にホンネを見つけていく方法」についてお話していきます。
ホンネに気づけない理由
まずは、「そもそもなぜ、ホンネは見つけるのが難しいのか」について解説していきます。
ホンネに気づけない3つの理由
ホンネを見つける方法が分からないから
「ホンネを見つける方法」というのは学校では教えてくれません。
なのでほとんどの人は、「ホンネ」を深掘りすることなく死んでいきます。
本やセミナーでも体系的にホンネを見つけることができるメソッドは多くありません。
そのことから、「ホンネを見つける方法が分からない」ということがあります。
ホンネに気づくのが怖い、気づきたくないから
ホンネというのは基本的には「不都合」なものです。
人間、「ほんとうの気持ち」が分かってしまうと、「困ったこと」が出てきます。
ホンネに気づいてしまうと、離婚や退職、または結婚や就職、引っ越しなど、大きな決断を迫られることがあります。
そのことから無意識にホンネに気づくことを避けてしまいがちです。
そもそも奥の方にあって見えにくいものだから
私たちは生まれたばかりのときは「ホンネ」で生きていますが、成長するにつれて様々な「雑音」を学んでいきます。
親や学校の教育、友人との経験から
「ホンネを出すとうまくいかない」
という学習をしてしまうことがあります。
その中で、ホンネはどんどん奥の方に引っ込んでしまい、しまいには何がホンネで何がタテマエなのかが分からなくなってしまうのです。
では一体、どうすればホンネが見えてくるのか?
では、そんな「ホンネ」を見つけていくには、一体どうすればよいのでしょうか?
それが「ホンネを見つける2ステップ」です。
ホンネを見つける2ステップ
- ホンネを見つけるための「質問」を学ぶ
- ホンネを深掘りするために思考を深める
1:ホンネを見つけるための「質問」を学ぶ
ホンネを見つけていくのに、最も重要なのは「質問」です。
「どんな質問をするか」
によって、どこまで深いホンネを見つけられるかが決まってきます。
2:ホンネを深掘りするために「思考」を深める
ホンネを深掘りするためには「じっくり考える」ための方法論と環境が必要です。
ここでは「思考を深める3つの方法」についてお伝えします。
思考を深める方法その1 「集中思考」
これは「1人でじっくり考える」ことです。
目を閉じて、「1」で学んだ「質問」についてじっくり考えます。
「沈思黙考」「熟考」とも言えます。
グッと深く考えるためには「環境」と「身体の状況」が重要になります。
「スキマ時間」ではなく、「ホンネを考える時間」をしっかり取ることが必要です。
また呼吸が乱れていたり、筋肉の緊張が強いと思考が浅くなります。
座禅や瞑想、ボディワークなどの訓練をするのもよいでしょう。
思考を深める方法その2 「書く」
その1の「集中思考」でじっくり考えたら、今度はそれを「紙」に落とし込んでいきます。
まずは「手を動かし」ノートに思いを書き出していきます。
ポイントは「正しい/間違い」をジャッジしないこと。
「これはホンネかな?」などと疑わないこと。
「手を止めないこと」です。
どんどんどんどん書き出していくことが重要です。
そして「素材」をたくさん引き出していきます。
たくさん素材が集まってきたら、それらを「構造化」してみます。
ピラミッド、フローチャート、同心円、ステップなど、頭の中を「図」にしてみることで「ホンネ」が整理されてきます。
思考を深める方法その3 「対話する」
ホンネを深めていくなかで、最も重要なのが「対話」です。
なぜなら、人間にはかならず「盲点」があるからです。
その盲点を埋めてくれるのは「他者」しかいません。
「他人は自分を映し出す鏡である」
とよく言われますが、まさしくその通りで、「他者目線」という鏡を通してでしか、じぶんの姿を客観的に理解することはできません。
他者との対話の中では、半ば強制的にじぶんのホンネと向き合うことになります。
他者は、思っている以上に私たちのホンネを見抜いています。
隠していたはずのホンネを見抜かれたとき、私たちはホンネをごまかすことはできなくなります。
まとめ
すこし難しくなってきたので、ここでまとめておきましょう。
これまでのポイント
- 文章力を高めるには「テクニック」よりも「ホンネ探求」
- ホンネを見つけるには「質問」を学び、「思考を深める」
- 思考を深めるには「集中」「書く」「対話」
それらの実践によってホンネが見えてくると、「心に響くSNS文章」の素材が増えてくる
そしてついに次回は…
「ホンネを探究する意味と価値」
「ホンネを表現して魅力的な文章を書く方法」
などについてお話していきます。
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